ワインの基礎知識その3
私は秘密の値段の割にとても美味しいワインを知っています。
しかしこれを知られると、値段が高騰するので教えませんw
さてワインの基礎知識も3になりました。
これを書いている時点で日曜日なので少し酔ってます。
ワインを通販で買うのにオススメなのがエノテカという店です。
別にこの店の回し者ではありませんw
説明が丁寧なので選んでいるだけです。
そして理由は私の住んでいる近所にワインショップが無いので、ここを利用させてもらっています。
基本電話で問い合わせた方がいいです。
「〇〇のXXみたいな感じでこれ位の値段のワインの候補を3つ位教えて欲しいんですけど」
と言うと暫く経ってから電話でオススメワインを教えてくれます。
ワインの保管状況も大きな倉庫で、温度、湿度調整をしているらしいので良い環境だと思います。
こういう店でも「〇本セット」等は買わない方がいいです。
理由はセラーを持っていない限り、何本も保管する場所が無いからです
友人が買ったワインを4カ月くらい部屋に放置していたと聞いて「おい」って感じでしたw
ちなみに冒頭に言った秘密のワインはこの店でも知られていなかったので秘密ですw
では今回はその3ということなのですが、その前に
今日の雑学も宣伝する商品が無いのでw
一応最初に市販のセラーについて説明させていただきます。
簡単に分類すると、一時保管用と、長期熟成用があります。
やはり一時保管用より長期熟成用の方が高くなります。
一番いいのはワインの保管に適した地下洞窟ですが、コネが無いと保管して
くれませんし、維持費がかかって取りに行くのも面倒です。
一時保管用は大体8本用で1万~位で買えます
この多くはペルチェ方式で温度を調整します。
知ってる方は知っていると思うのですが、静音が特徴・・・
なんですが私が持っていたのは2年目から音を発し、うるさくなりました。
メーカーにもよりますが、大体2~3年でダメになります。
因みにこれは8本用で昔は4本用も売っていたのですが、いつの間にか売らなくなっていましたw
まさに一時保管用のセラーです。
要はペルチェ式には気をつけろ!ってことですw
そして長期熟成用
4万以上します。上では出来なかった湿度調整が可能な物が多いです。
ワインの保管に必要なのは、適した温度、湿度、そして光を当てない、ついでに言うと振動も大敵です。
蓋が締まっている間は暗闇です。
これなら10年位の熟成には耐えられると思います。
実際に10年試して無いので、保証はできませんw
一度買い替えれば高い20年位で飲み頃になる長期熟成用のワインの保管もOKです。
「普通の人はそんな高いワイン買わねーよ」と思う方も多くいらっしゃると思いますが、記念日の為に長期熟成用のワインを買われる方は結構いらっしゃいます。
例えば産まれた子供が20歳になったら一緒に飲もう。とか
結婚10周年に飲もう。自分30歳になったら飲もうがとかですね。
結構問題なのは、例えば2010年に子供が産まれたとするじゃないですか。
20年後の2030年には2010年のヴィンテージが殆ど売っていないことです。
ワインは水物です。買える時に買わないとすぐ在庫が無くなって
手に入らなくなります。
仮にある銘柄のワインが年間1万本作っていたとして、年間500本でも売れれば20年後に無くなっているのは当然ですね。
もう一つは、2010年に買ってセラーで保存した方が、2030年に仮に買えるとしても2010年に買った方が安いということも挙げられます(高島屋の店員に聞きました)
では本題にw
・ワインは地酒
フランスワインは基本的に作られた地域を含めて名前が付けられます。
一番有名なのがシャンパンです。これはフランスのシャンパーニュ地方で
作られた物しかシャンパンを名乗れません。他の地域で作った発泡性
ワインは全て「スパークリングワイン」となります。
ロマネコンティですらロマネ地方の名前が付けられています。
世界中の全てのワインがそういう訳ではありませんが、ワインは基本的に
「作ったところの地酒」です。
作った場所が違えば、その地方の地酒になるのは当然と言えば当然ですよね。
因みに同じブドウを育てても他の地域では気候や、土壌が違うので
同じブドウは育たない。
この条件を「テロワール」と言います。
昔はフランスでないとテロワールが違うので、別の国でワインを作っても
同じレベルのワインは出来ないと考えておりましたが、そんなことは無い
と後に証明されました
規模が違えど、日本にも「地ビール」や「地酒」が沢山存在します。
ちょっと考えてみてください。「地ビール」や「地酒」を日本全国に
味を認めてもらって広めて知って貰って、大体の店で取り扱っている。
この状況を作るだけで大変なことだと分かると思います。
ワインはこれを世界に知らしめる!一部の有名なワインの値段が上がるのも
当然と言えば当然です。
しかもワインは世界で10万種類あると言われています。
この中で勝ち組はやはり一握りです。
・ワインのエチケットに書かれているうたい文句
フランスワインのエチケット(ラベル)には勝手に書いて良いものと、
ダメなものがあります。
例えばGrand vin(グランバン=偉大なワイン)は勝手に書いて良いので
そこらじゅうのフランスワインに書かれているおり、余り信用できません。
対してGrand cru(グランクリュ=偉大な畑)は勝手に書けません。
おそらく政府が認めた「良質なブドウができる作る畑で作ったよ」
という証明で、ワイン畑全体の1%もないそうです。
グランバンと書かれたワインでも味の保証は無いので、注意しましょう。
・ブドウの当たり年
ブドウは植物なので、当然作った年の気候などによって出来が大きく左右
されます。
ボジョレーヌーボーが毎年「過去最高の出来」とか言っているのは置いといて
同じフランスでも、ボルドーとブルゴーニュでは年が同じでも気候が違うので
出来が違ったりします。
ブドウの出来を知るのに、ヴィンテージチャートという物がありますが
同じ地方でも微妙に出来が違ってくるので、参考程度に考えた方がいいでしょう。
ヴィンテージチャート | ワインミニ知識 | ファインズ
そして、ブドウの出来がいい年は「当たり年」等と呼ばれ、同じ銘柄でも
不作の年のと比べて値段がかなり上がります。
長期保管してもその後の価格の影響に大きく変わります。
これがエチケット(ラベル)に書かれているヴィンテージ(ブドウの収穫年)が
重視される理由です。
高価なワインを飲み頃に熟成させた時も値段に差が出ます。
・日本国内製ワインの罠
コンビニで500円程度の国産ワインが売られていることがあります。
日本でもブドウ畑から熟成、出荷まで全て行っているワイナリーもあります
その値段は3~5000円と言ったところでしょうか。
日本には”甲州"という独自のワイン向けのブドウがあるので、他の外国製
ワインと比較して飲んでみるのもいいかもしれません。
では何故同じ国産なのにこれだけ値段に差が出るのか?
安い方は実は外国(例えばアルゼンチン)からブドウの濃縮果汁を輸入して
国内で発酵させているからです。
ワインは発酵した場所の国を生産地として名乗れます。
アルゼンチンで発酵されればアルゼンチン産ワインとなりますが、
お酒より、果汁の方が関税が安いのでそうしているのです。
なので「国産」と書かれていても安心できません。
上記のようにブドウの育成から行っている国産ワインは3~5000円するのですから。
ただ日本のワインも軽視できません。最近では国際コンクールで受賞する
ワインも出てきています。
そして上に書いた「テロワール」の法則にしたがえば、甲州を他の国で育てても
同じブドウはできません。
まさに日本でしか味わえないワインですね。
ということで次回はその4となります。