ワイン基礎知識番外編(ワインの香り)
ワインになる前のブドウ果汁の多くは一部を除いて、オークという木製の樽で熟成されます。
高いワインはオークの香りをより多く付けるために新樽が使われます。
それより安いワインはオーク樽を2回3回と使いまわされます。
新樽を1年で中身をこれまた新樽に入れ変えて「新樽200%」と呼ばれる熟成方法もあります。
・・・で、オークって何よ?w
ということで(恐らくソムリエ、ソムリエールを目指す人が使う)、ワインアロマセットを買いました。
45000円・・・高い買い物だった・・・。
高いのはアロマが88種類入っているので仕方ないかもしれませんが。
「これでも私!嗅覚に優れてるんです!」
これは流石に写真を撮りました。
神の雫一巻で出てきます。なんか冷蔵庫に保管していて中身の食べ物とかの臭いが移って、主人公が「うわ、くっせ!」とか言います。
各蓋の下には銀紙が張られています。
しかし、自称嗅覚に優れている私はそれらを剥がしません!w
剥がさぬ、媚びぬ、省みぬ!
なんか剥がさなくても、十分に香りがするんですよ。
で、肝心のオークですが、ヒノキの香りに似ています
もう、ヒノキで樽作ればいいんじゃね?と思いましたが価格とか色々あるんでしょう。
中には「馬の汗」というのもありました。
そんなの知らねーよと嗅いでみたら、
「臭っせ!」
神の雫の主人公の気持ちがわかりましたw
日本人と外国の食文化の違いのせい(もしくはアロマセットが不良品)で
知っていても結構??な臭いもあります。
バターとかちょっと甘味が混じった香りがします。
ピーマンとかトマトは身近な香りなんですが、ピーマンは日本より香りが強くて、トマトは酸っぱい。
香りはその成分の原子(分子)が鼻の中にくっついて、初めて臭いを感じるので、連続でアロマを変えると、前の香りが残ってて混乱しますw
面白いのは「醤油」っていうアロマがあるところですね。
でも皆さんが知ってる醤油の香りではありません。出身というわけでは無いのですが、鹿児島の甘めの醤油の臭いがします。
「コーヒー」というのもありますが、なんか凄く甘め。例えるならuccの缶コーヒー。
「ベーコン」はわかりやすいです。どっちかっていうとカリカリベーコンを作ってる時に立ち上がる香りでしょうか。
「芝生」とかもあります。知るか!!
ということで、いろいろ試しましたがアロマの番号に香りの種類が書いてあるので「そうっぽいな」という感じでした。
番号みないでやったら殆どわからないと思います。
嗅いだこともない、若しくは日本ではお目にかからない香りはもう覚えるしかないですね。
因みにこれらの香りはワインを表現する時に使います。
この表現は世界共通です。
実際にはワインは単一の香りではなく、強さに違いはあれど色々混ざっているので
上手に言うのは難しいと思います。
馬の汗以外w
ソムリエ等がワインを試飲する前に「オーク、熟れたカシスの匂い…」などと言います。
「ミレーの晩鐘」とかは言いません。他の同じワインを飲もうとしている人に正確に情報が伝わらないからです。
まあこのキットは45000円とかなり高めなので、広告を載せても買ってくれる人はいないと思いますが、白ワイン、赤ワイン単体のキットも1万ちょっとで売っているので、どちらかだけよく飲む人は買ってみてもいいと思います。
次回はワインについて大事なことについて書き忘れていることに気が付きましたのでそれを中心に!
では。