ぽんZuの買い物依存性アイテムレビュー

ともかく新しいものが好きで、年間200万以上の買い物をする人間が気に入ったものを紹介するブログ

kindle fire は電子書籍の要となるのか?

昨日はなんでしたっけ?

 

何もデコレートされていない白いものを食べた覚えがあります。

 

今日のお題はkindle fireなのですが、「まえにやらなかったっけ?」とものすごく記憶の良い方が多いかもしれません。

 

確かにやりました、過去ログ調べるのが面倒なので確かプライム価格4980円のfireです。

 

今回は2017の8ですが、なぜ買い直したのか?

 

裏をちゃんと取っていないのですが、どうも最近amazonが規制をかけたらしくマイクロSDのような外部ストレージに電子書籍を入れることが、fire kindle以外不可能になったらしいからです。

 

そうなると1400冊くらい持ってる電子書籍マニア()にとって書籍の保存方法は

kindle fireを買ってマイクロSDに保存。

iPadiPhoneなど100GBを超える内部ストレージの大きな物に保存

しかなくなるわけです。

でもiPadは高いので、fireにしました

 

あとは書籍を読む解像度の問題です。

前回買った7は1024X600とチト苦しい。

今回の8は1200X800とまあ、いいんじゃないかの範囲。

 

で、新しいiPad pro256Gが高いし、今までの経験上iPadは重い。

kindleは8インチで11980円、369gと軽い。プライム価格で更に4000円引き

実際には書籍データを入れるマイクロSDがが必要なので、128GBで+5000円位。

 

ということで写真です。

 

立ち上げの設定とかいろいろありましたが写真に取ってなかったので、いきなりロック画面から

 

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ロック画面は広告しか表示されません。これで端末代がどれくらい安くなっているのかは謎です。

 

ホーム画面

相変わらずな壁紙です。

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ちなみに画面のアイコンは整理されていますが、初期状態では下画面まで続くほど沢山アプリが表示されているので、使わないのは全部フォルダで一箇所にまとめるとスッキリします。

 

ホーム画面の左上にあるのが電子書籍のアイコンです。

無線LANで1400冊入れるのはキツかった…。

 

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こういう風にダウンロードしたものは、読めるようになります(当たり前)

ちなみに私は一瞬この資格を取ろうと思っただけで、勉強はしていませんw

その時ガソリンが必要でタンクに自分でガソリンスタンドで入れるのに資格が必要だったんです。

 

さてこんな感じで、書籍を沢山入れられます

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1400冊無事に入りました。

一応液晶はIPSらしいのですがあまり綺麗に感じません。

 

で、ここまで褒めておいて突き落とすw

 

1400冊入れようとしたのが行けなかったのか、ともかくフリーズしまくります。

 

ホーム画面でフリーズしたり、復帰させようと電源ボタンを40秒押し続けても反応がなかったり。

 

最近はそんなこともないので、初期不良かもしれません。

 

コツは、マイクロUSBに繋いだまま本を開いてそのままの画面をキープw

 

一回電源を落としたり、ホーム画面に戻ると固まる可能性が大きいからです。

 

あとは一回に数百冊ダウンロードしようとすると確実に固まります。

 

大体30〜50冊くらい入れるのがおすすめです。

様子を見ながらのダウンロードなので、結構面倒です。

(これはiPadも同じ)

 

とりあえず今のところ不具合が出ていないので満足です。

 

上にも書きましたが、iPadに比べて小さくて軽いので持ち運びにはうってつけです。

別途マイクロSDが必要ですが、持ち運びには便利です。

 

ということで、電子書籍を大量に持っている方は、軽くて安いのでオススメです。

 

ちなみにsimははいりません。GPSもないっぽいです。

なのでやはり電子書籍専用なのかなぁ・・・。

 

周りの音が程よく聞こえる耳栓(人の声とか)

最初に好評だったので、ワインの基礎知識のURL貼っておきますね。

new-products.hatenablog.com

 

このアフィログの98%は趣味です。残りの2%は「あわよくば」ですw

 

今回紹介するのは、周囲の音が程よく聞こえる耳栓です。

 

製品名は

SUREFIRE(シュアファイア) イヤーマフ ソニックデフェンダー ウルトラ 28dB EP7-BK-MPR

長え…。

 

特に一人暮らしの人ですが、昼寝とかしたい時に周りの音を殆ど消してしまう耳栓を使うとチャイムの音とかが聞こえなくなってしまいます。

 

夜勤明けの人は昼寝ると思いますが、やっぱりある程度周りの音が聞こえた方が良いと思います(肉体労働の方はすぐ熟睡して耳栓をしなくても何も聞こえなくなるかもしれませんが)

 

他にも工事の音がうるさい。エアコンの音がうるさい。などでもこの耳栓は有効です。

 

後は家族等の呼びかけなども多少聞こえます。

 

ただお値段が約2,000円とちょっとお高めですが、結構製品寿命が長いので1つ位持っていても損は無いかと思います。

紐付きなので、片方無くしたりしません。

 

この耳栓は三種類あって、私は全て持っています。

 

ウルトラとスタンダード、プラスです。

 

ではスタンダードから

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ケースが付いているので、使用しない時は保管できる様になっています。

使いまくってるので何か汚くてスマン。

昔はプラスを使っていましたが、今はスタンダードを使っています。

 

耳栓の先っちょですが、カナル式になっていてシリコン製のものが2段になっています。

 

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耳栓の一部に穴が通っていて、ここから外部の音が完全遮音されず入ってくる仕組みです。

 

次にプラス

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スタンダードの前に使いまくってたのでカナル部分がかなり汚れていています。

ポジティブに解釈すると、それだけ持つって事ですね!w

 

こっちはスタンダードと比べてカナルのシリコンが3段になっています。

その分スタンダードより遮音性が高くなっています。

 

最後にウルトラ

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耳に入れる部分がシリコンではなく、スポンジになっています。

これが1番遮音性が高いです。

 

遮音性で言うと

スタンダード<プラス<ウルトラ

ですね。

 

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音を通す穴にキャップが付いていて、これをはめると通常の耳栓になります。

 

まあ、なんかそんな感じ?(投げやり)

 

個人的にはウルトラのスポンジ部分は汚れを落としにくいので、スタンダードかプラスをオススメします。(そう言っておきながら私は汚れを落としていないw)

 

ということで、一個は持っていても損しない耳栓の紹介でした!

 

 

ワインの基礎知識その6(最終回)

最初に書いておくと私は別にソムリエを目指しているわけではありません。

 

より楽しくワインを飲むために勉強しているだけです。

 

そもそもこのブログでソムリエの資格が取れたら、ワインスクールは必要ありませんw

 

後は最初に参考文献は漫画3種類と書きましたが、普通の本も何冊か読んでいます。

 

ワインの基礎知識も今回が最終回となります。

 

今まで付き合って頂いた皆様ありがとうございます。

 

感謝として今回は広告を張り付けません。

 

では最後の3点

 

1.パーカーポイント

どんなキッカケで始めたのかはわかりませんが、アメリカのロバート・パーカー(今はJrらしい)がワインに点数を付けて公表し始めました(これをパーカーポイントと呼びます)

最初は安くて美味しいワインを紹介したかったんだと思います(と信じたい)

しかし時代は狙いと外れて無名なワインでもパーカーが高得点を付ければ、そのワインの価格は一気に上昇し、在庫が無くなるようになりました。

このように一夜にして扱いが変わるワインを、シンデレラワインと呼んだりします。

 

問題は点数が定量的でなく、定性的であることです。

定量的に関して簡単に説明すると(足し算が成立するか?)です。

例えば50点のワインが2本あれば50+50=100点になるかと言うと違います。

 

なので、一見もっともらしい数値を使っていますが、パーカーポイントは定性的です。

例えばパーカーポイントは100点満点なのですが、94点のワインと93点のワインの違いがよくわかりません。

しかし「点数が高い方が美味しい」という意識がワイン好きの間で蔓延しています。

パーカーポイントについて|eRobertParker Online Japan

このサイトの会員になろうとしたのですが、今受け付けていないみたいです。

それだけパーカーファンがいるということでしょうね。

 

話が変わりまして間違いかもしれませんが、ミシュランの3つ星レストランと2つ星レストランは何が違うのかもよくわかりません。

またミシュランの調査員は普段から日常的に高価な食事を食べていないという噂もあり、調査の時だけ高い食事を食べても舌が肥えていないので評価が余りあてにならないという話もあります。

 

一方パーカーは一日に80~100本のテイスティングをするそうです。

舌が肥えているのは確実ですが、間違いなくアルコール依存症だと思いますw。

(恐らく口に入れた後はバケツのような物に吐き出すと思いますが、それでもアルコールは口内から吸収されますし、飲まなければ喉越しがわかりません)

 

しかしながら、このポイントが世界で重要視されているのも確かです。

なので参考程度に考えれば良いと思います。

 

2.ワインの価格

ワインの価格と味は大体1万円位まで比例すると言われています。

しかしそれを超えると、作り手、希少性、ブランド、個人の好みで決定されます。

希少性で言うと年間2樽しか作られないワインもあります。

しかし大きく左右されるのがやはり個人の好みですので10万円のワインを飲んで「イマイチだな・・・」と思っても好みが違えば当たり前です。

世の中全員が美味しいと思う飲み物なんて存在しないのですから。

10万円のワインを無駄にしないためには、産地やビンテージなどの系列の安いワインから傾向を見て、好みに合うか合わないかを確かめ、価格を高くするのが良いと思います。

 

3.ワインの世界の広げ方。

前にも書きましたが、ワインは世界で約10万種類あると言われております。

この中から自分の好みに合ったワインを探すのは、星をつかむようなものです。

なので、最初は近所のワインショップ、またはワイン通販のENOTECA(エノテカ)(おい)に電話して、自分の好みのワインを伝えて選んでもらいましょう。最初は安くてもいいです。コンビニで売っているような500円位のワインが好きならそれでも良いです。ただ500円のワインではその魅力を十分に味わったとは言えないと思います。

ほぼ甘いだけです。

なので、上手く自分の好みのワインに出会ったら、そのワインの系列から(同じ系列のブランド、地域、ヴィンテージ等)、世界を広げていってください。

ただし(スポンサーなのに)amazonで買うことはお勧めしません。一本ブルゴーニュのワインを頼んですが、クール宅急便でも何でもなく、普通の箱に入れて送られて来ましたw

この暑い夏の中をです。

 

一般的に30度以上の高温でワインを置いておくと、中の酸素が活性化し酸化が進みます。前に書いたサビた鉄と同じ現象ですね。また熱膨張によってコルクが少し持ち上がったりします。こうなると開けても残念な味しかしません。

逆に低温過ぎると瓶内の酵母が活動できなくなり、発酵が進まなくなります。また、コルクが縮んで瓶との間に隙間ができますので横にしておくとワインが液だれを起こしたりします。

 

ここまで書きましたが、実は私は赤ワインの渋み(含まれるタンニンによる)があまり好きではありません。

一般的にフランスのボルドーよりブルゴーニュのワインの方がタンニンが少ないと言われてますが、最近は必ずしもそうではないようです。

なので白ワインを中心に買っています。比較的若くてもポテンシャルを発揮するという利点もありますし。

また投資用か何かは分かりませんが、お酒を飲めないのに集めるワインコレクターもいらっしゃいます。

バーテンダーでもお酒が飲めない人も結構います。

 

最後に書き忘れましたが、ワインのグラスには主にスパークリングワイン、白、赤用の三種類が存在します。共通するのは大体縦長と言うことです。

スパークリング用が一番縦長です。

そこでソーサーグラスという物が存在します。

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これが何かというと、グラスを大きく傾けなくても飲むことが出来ます。

女性の方が、通常のグラスで「首を大きく傾けてシワを見せたくない」等の目的で使われます。

また昔はシャンパンの泡でゲップが出ないようにストローをグラスに入れてかき回して泡を消していたそうです。

スパークリングの泡を楽しめないのはもったいないですが、そこは女心という物でしょう。

もし、ある程度の年齢の女性とレストランなどに行くときはスパークリングワインを頼むとき、このソーサーグラスも一緒に使うとよいでしょう。

 

それでは、最後に記事が合計8になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

次回から通常のワイン以外の買い物について記事を書かせていただきます。

(いつになるか分かりませんがw)

 

 

 

 

 

 

 

ワインの基礎知識その5(歴史とか)

今回は文字だけですw

色々画像を貼りたいのですが、著作権の問題とかがあるので文字だけになりましたw

長文ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。

今回も宣伝する商品が無いので、下に書いたセカンドワインとカントメルルでも貼っておきます。一応10年位物しか貼っていないので、そのまま飲んでも美味しいと思います(保証はしません)

これで買う人がいるとは思えませんが・・・。

 

その2で書きましたが「神の雫」を読んでいることは読んでいます。

ただ以下の理由でその内容をこのブログに書くことは殆どありません。

a.エンターテイメント色が強すぎて余り参考にならない

b.その割にある程度ワインの知識がないと理解できない

 

例えば1巻の最初に主人公の神咲がワインボトルとデキャンタ容器を1m位離した長距離デキャンタを行い、まだ硬いワインを一気に花開かせるシーンから始まります。

好奇心で読んだ人は先ず「デキャンタって何?」と言うところから始まると思います。

また、長距離デキャンタですがほぼ曲芸と言って良いでしょう。

ワインを空気に触れさせるだけなら、デキャンタグラスを2つ用意して、それらを使って2回とか3回通常のデキャンタを行えば良いだけの話です。

そして若手有名ワイン評論家の遠峯は上質なワインを飲むと

「お・・おお・・」位しかいいません。何がそのワインの魅力なのかサッパリわかりません。

 

そして急にフランスのボルドー地域の1級5大ワインが出てきたりします。

普通の人は多分知りません。

5大ボルドーはラフィット、マルゴー、ラトゥール、オー・ブリオン、ムートンの5種類です。値段はヴィンテージ、ブドウの出来た年の品質などにもよりますが大体一本数万~10万円位です。

これとは別格にペトリュスとル・パンいうのがあります。こちらは5大ボルドーよりかなり高いです。

ボルドーにはワインの格付けが1~5級まであって1855年ナポレオン三世当時の流通価格で決めたものです。格付けが150年以上前なので当時は低い級でも今はそれより美味しいワインの確率は十分あり得ます。

1級は元々4種類だったのですが、苦労が実ってムートンと言うワインはは1973年に1級に昇格しました。因みに誰が1級に昇格させたかは知りませんw

ムートンはラベルに有名な画家が描いた絵を印刷することが有名で、その昇格した1973年の物はピカソが描いています。日本人も描いたことがあります。

(因みに報酬はムートン150本だそうですw)

しかし今でも5大ボルドーワインは羨望の的になっていることに変わりはありません。

その時決めた級を変えるのは現代においても非常に困難ですが、もう一つカントメルルというワインがパリ万博の際の抗議を認められて、5級に入りました。

150年たっても級が変わったのはその2種類だけなんです。

 

また有名な多くのワインにはセカンドワインという物が存在します。

色々調べたのですが、どうも定義がハッキリしません。

「何らかの理由でメインになれなかったブドウで造ったワイン」みたいな感じです。

セカンドワインは大体1万円台と、頑張れば手が届く値段です。

マルゴーの2014年のセカンドワインを買って、現在の2017年なので飲んでみたら味が硬かったです。「セカンドワインはファーストより熟成期間が短くても美味しく飲める」と記憶していたのですが、もっと熟成が必要だったようです。

デキャンタすればよかったのですが、あいにくその時デキャンタで使える容器がありませんでした。

 

また、ヨーロッパのブドウの木に「フィロキセラ事件」と言うのも起こっています。

フィロキセラはワインの木をの根っこを食べる小さな虫なのですが、北アメリカのブドウの木は耐性があった為被害は起こりませんでしたが、国際交流が進み1863年に初めてヨーロッパで存在が確認されました。そして耐性の無いヨーロッパのブドウの木にどんどん被害が拡大して行きました。

そこで、根っこを主に食べるフィロキセラのブドウの木に北アメリカのブドウの木を接木して、何とか難を逃れました。

簡単に言うとフィロキセラが確認された1863年以降のヨーロッパのブドウの木は純粋にヨーロッパの木と言えないことです。

因みに確認される前のプレフィロキセラの時代に作られたワインも現存しますが、高い上に年数が経ちすぎて普通のワインの味はしません。ほとんど水です。

 

話が急に変わるのですが、ワインの歴史は数千年と長いです。

確かイランが発祥だったと思います(間違えていたらすみません)

キリストが最初に起こした奇跡も水をブドウ酒に変えたことだと言われています。

日本でさえも縄文時代に野ブドウを使ってぶどう酒を作っており、そのための土器も発見されています。神話のヤマタノオロチを酔わせたのもぶどう酒だと言われています。

日本酒が出来るようになったのは日本に稲作文化が入って来てからです。

知っている方は知っていると思いますが、日本酒を作るのには大変な工程が必要です。

いったい誰が「こうすれば米が酒になる」と考えたのか不思議です。

極端な話、ワインは樽か何かにワインの果汁を入れて寝かせれば出来ます。

製法が単純な分、美味しいワインを作るのが難しいとも言えます。

 

日本で近代的なワインが作られるようになったのは幕末~明治初期です。

勝海舟が外国から持ち帰ったと言われています。

 

また、ワインの産地はオールドワールド、とニューワールドに分かれます

簡単に言うとオールドはヨーロッパで作られたもの。ニューはそれ以外の国です。

 

私は殆どヨーロッパのワインしか飲まないのですが、今一番注目しているワインの産地は南アフリカ(南ア)です。

まともにワインを作られるようになったのが88年以降なので歴史が浅く、その分ポテンシャルを持っていると思うからです。

88年以前の南アはブドウ畑に黒人労働者付きで売られていました。しかも給料はワインのみです。

生活するにはワインを売るか、飲むしかなく。アルコール依存症の労働者も沢山発生しました。(これをドップシステムと言います)

そして88年にある白人のオーナーが現れます。

その人はドップシステムを止め、ちゃんと賃金を払い黒人労働者のモチベーションを上げました。

その努力が実りワインは3年連続で金賞を受賞しました。

そして畑の一部を黒人に分け与え、そこで自由にワインを作れるようにしました。

黒人たちはそこで新しい「New Beginning」(新しい始まり)というワインを作るようになりました。

今までのドップシステム、人種差別から解放されたという意味も込められていると思います。

 

また、ヨーロッパの天候、土壌(テロワール)以外では美味しいワインは作れないと思われていた時、1976年パリスの審判という事件(?)が発生しました。

 

フランスが当時ニューワールドで作ったワインが認められず、カリフォリニアワインを応援する意味でフランスとカリフォリニアの何種類かのワインのブラインドテストで点数を付けました。

ところがどっこい多く勝ったのはカリフォリニアでした。

この時一番怒ったのはムートンだと言われています。「こっちは一級になるのに100年以上かかったんだぞ!」とw

 

このイベントをきかっけきに「ヨーロッパ以外でも美味しいワインが作れる」とニューワールドの人々を勇気づけました。

 

今では、南アは勿論、チリ、カリフォリニア、オーストラリア等でヨーロッパに負けないようなワイン造りが行われています。

有名どころで言うと、カリフォリニアのオーパスワン、オートラリアのグランジなどが挙げられます。2つとも昔は安かったんですが、今ではすっかり高くなってしまいましたw

 

しかし品質が安定してないと思っているのか、単に頑固なのかわかりませんが、いまだにフランス以外のワインしか出さないワインバーやレストランも日本に多く存在します。

今はどうだかわかりませんが、フランスに南アのワインは殆ど輸出されていなかったようです。

 

私もフランスワインの話ばかりしておりますが、これはワインの知識入門用に適しているからなんですね。

赤、白、ロゼ、シャンパンを分け隔てなく作っており、それらを作るブドウの種類も多いいし、級付けもある。

勉強にはうってつけです。

 

イタリアワインでも格付けは行われていますが、そんなの気にせずに国民の気質上「俺の作ったワインが最高!」とばかり言いますw

 

それでは、また

 

ワイン基礎知識番外編その2(甲州が届いた!&テレビの何かの奴)

前に書いたかもしれませんが日本には甲州という独自の白ワイン用のブドウがあります。

 

今まで飲んだことが無かったので、早速エノテカで注文してみました。

お値段4000円です。

 

日本にも海外で使われるブドウを使ったワインがあるのですが、せっかくなので日本独自の甲州100%を飲んでみたい!と言うことで買いました。

 

恐らく山梨辺りのワイナリーの人が一生懸命作ってると思います。

ブドウから育てて、瓶詰めして出荷しているワイナリーは日本でも少ないと思います。

 

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何か台所が整頓されてなくてスマン。

 

結構多くの人がグラスに注いだ時に直ぐにスワリング(グラスの中のワインをクルクルさせるあれね)をやっちゃてます。

スワリングは確かに味をまろやかにする効果はあるのですが、それによって飛んでしまう香りもあるので、最初は注がれたワインの香りを楽しんでからスワリングした方が良いです。

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白ワインと思えない透明さ

 

肝心の味ですが、香りは普通の白ワインよりやや弱め、味も白ワインらしさを余り主張せずに爽やかな感じです。後味も喉にひっかかることなく最後まで爽やかです。

ワインが苦手な人でもこれなら飲めると思います。

これに合う料理を探すとなると、やはり日本食でしょうか・・・?

刺身とかですかね・・・?

香りが強調されていない分保管期間が長いと直ぐに香りが飛んでしまうので、皆で一回で飲み尽くすのが良いと思います。

 

あと最近(2017年8月22日)にテレビで1000円のワインを100万円のワインに変える方法をやっていました。

田園調布(白金台)に住んでいるお金持ちが結構間違えてました。

 

行うことは簡単で、ワインボトルの中に割り箸を5膳入れて10分待つだけです。

この際入れる割りばしは、ヒノキ製か杉でないといけません。

 

これは単純に高価なオークの新樽で熟成させたような効果が1000円のワインに発生するからだと思われます(解説は見ていない)

 

ワインの香りの記事で「オークはヒノキの香りに似ている」と言った私が正解でした。やったー!

 

味は大分まろやかになります

余分な甘味と、トゲトゲしたワインの味が殆ど無くなります。

後味も爽やかです。

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見にくいですが、ヒノキの箸が5膳入っています。

 

個人的には10分より30分位置いておいた方が良いと思います。

 

最初「ワイングラスに5膳も入るのか?」と思ったのですが、割り箸よりワインのボトルの方が長いので無事入りました。

 

問題は私が100万円クラスのワインを飲んだことが無いので、比較しようが無いということですw(100万円あったら別の物買いますよ)

 

TVでは「割り箸は入れっぱなしにしてください」と言っていましたが、物理的に箸を取り出すのはピンセットでも無いと無理ですw

 

お客さんが来たときに、割り箸が見えてしまうと恥ずかしいので香りが飛ばないように素早くデキャンタしたものを出した方が良いでしょう。

 

と言うことで雑談第2回目終了です。

 

TVの効果かヒノキの商品が一気にamazonから消えましたw

数が多い箸は1~2カ月待ちです。

「情報が手に入ったら直ちに行動に移す」私個人の信念ですw

なので広告は比較的短期間で手に入るものを選んでみました。

 

ワインの基礎知識その4

今回は「今更この順番で書くか!?」という特に1と2の知識から書きます。

気まぐれで書いているので、順番が適当になったりします。

 

1.ワインの種類

赤ワイン・・・通常ワインの主役と言うと殆どこれです。収穫したブドウを皮と種ごとプレスして、その果汁を樽に入れて熟成されます。有名なワインもほとんどこれです。ロマネコンティのワイナリーは8種類のワインを作っていますが白は1種類だけです。渋みがあるのはタンニンと言う物質が入っているからです。この渋みが苦手という方も結構おりますが、2で解説しているデキャンタージュで多少まろやかにできます。

長期熟成用の高いワインは殆どこれです。

また「赤ワインは室温で飲む」と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、これは昔のフランスの室温の話で大体16度です。今の日本にそんな室温の部屋はありません。

なので飲むときは温度計などを使って16度にするとよいです。

温度計は料理用のもので構いません。ワインの瓶を冷たくした容器に入れて、こまめに飲み頃になるまで温度を測りましょう。

 

白ワイン・・・赤ワインのブドウの皮を剥がして作ってるんじゃねえの?と思われる方もいらっしゃると思いますが違います。やはり比較的黄緑のブドウが使われています。そしてブドウは赤なら赤用、白なら白用と種類が決まっています。白ワインは赤と違って果汁のみを発酵させます。

一部を除いて、白ワインは熟成させて飲んだりしません。比較的若いワインでもすぐ飲めます。

飲み頃の温度は大体6度~10度くらいです。

 

ロゼ・・・すみません。よくわかりません。今まで読んだ資料に殆ど出てきません。製法は3つ位あって、中にはわかりやすい赤と白を混ぜて作るのもあるみたいです。

 

貴腐ワイン・・・甘いデザートワインです。所説ありますが、天候の関係でブドウにカビが生えてしまい、もったいないからそのブドウを醸造した結果、非常に甘いワインが出来て評判を呼び、売り切れたそうです。しかしこれを人工的に作るのは難しい。前回はたまたまカビが生えましたが、今度は意図的にカビを生えさせなければならない。努力の結果無事に再現できたそうです。貴腐ワインは一種類だけではありませんが、フランスのディケムという貴腐ワインは100年以上の熟成でも味が落ちないそうです。(100年生きてないからわからない)

恐らく現存するワインで最も長期熟成に耐えるワインでしょう。

100歳になった祖母などに送ってみてはいかがでしょうか?

多分100年ものは売っていても高すぎると思いますがw

 

ヴァン・ド・クパージュ・・・ワインの種類とは少し違いますが色々なワインをブレンドした安いワインです。色々混ぜているのでラベルにはヴィンテージも産地も書いてありません。ヨーロッパ人が普段飲んでいるのは大体このワインです。

色々混じっているのでブラインドテストでは使われません。

 

因みにソムリエの1番重要な仕事は出すワインの温度管理です。お客さんが飲んだ時に1番美味しくなる温度で提供することです。

 

2.デキャンタージュ(デキャンタ)

デキャンタは簡単に言うとワインのボトルの中身を別の容器に移し替えることです。

移し替える際にワインが空気に触れるので少しだけ酸化して味が変わります。

上記のように白ワインはそのまま飲めることが多いので、ほぼデキャンタは行いません。

 

デキャンタの目的は2つあります。

a.若くて硬いワインの味をまろやかにする。

b.古いワインの瓶の底に溜まっているいるオリをデキャンタ容器に入れないようにする

プロは下の画像のような物を使いますが、置き場所に困るのでぶっちゃけガラスの麦茶入れでも構いません。

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a.は素人でもオリが無い場合比較的簡単にできます。

コツは出来るだけワインが空気に触れるよう、ゆっくり注ぐことです。

 

b.はプロでないと厳しいです。ワインの瓶に色が付いている上に、赤いワインなので見ただけではオリがどれくらい溜まっているのかわかりにくいからです。

なのでオリを取り除く際はボルトの先の下にキャンドルなどの光を当てて様子を見ながらデキャンタします。

 

後はデキャンタしてしまうと、もうワインの保存方法が無いのでその日のうちに飲み切ってくださいw

 

3.開けてしまったワインの保管方法

 最初にワインは複数人で飲むものです。ヨーロッパではワインを飲む習慣が根付いていますので、夕食の時に夫婦で飲むとか、フランスなら16歳以上ならワインを飲めるので誕生日が来たら加わったり、はたまた祖父や祖母も一緒になったり。

 なんで大体1瓶その日のうちに無くなります。

つまり保管の必要が殆ど無いんですね。余っても抜栓しても1日位なら冷蔵庫に入れても大丈夫です。

 一方日本ではワインを飲む習慣もありませんし、お酒に弱い人も多いので家族がいても夕食時にワインを飲む人は少ないです。飲むとしても大体ビールです。

 ワインを皆で飲んで楽しむグループもありますが、毎日開催されているわけではありません。

 つまり酒豪で1瓶約720mlを1回で飲み干せる人でないと、一人で飲む場合保管しなければなりません。

 一番有名なのが「真空ポンプ」です。個人的に私はこれをキュポキュポと呼んでいますが、真空ポンプでいいですw

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 キュポキュポ

 

使い方はゴム栓をワイン瓶の入り口に入れて、付属のポンプを上下させながら内部の空気を抜きます。ある程度真空になったらカチカチ音がするので、そこで終了です。

 

だがちょっと待って欲しい!

 

瓶の内部を真空にすると言うことは、真空にする前の瓶の中に溜まっていた香りも抜けるということです。

なのであんまり同じ瓶で使うと香りが薄くなってしまう可能性があります。

因みに長い間試したことは何のですが、ゴム栓は結構しっかり締まるので、横向きに保管もある程度可能だと思います(中身が出てきてしまうかもしれませんので自己責任で)

しかしお手軽なので私はこれを使って2~3日で飲みます。

 

もう一つは窒素ガスを使う方法です。

なんのこっちゃ?とおもいますが、瓶の蓋を開けたままで中に窒素ガスを入れます。窒素は空気より重いので、ワインが空気に触れずに酸化を防止できるというわけです。

ただ蓋が開きっぱなしなので、立てて保管しないといけません。

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窒素

 

今更ですが、ワインを空気に触れっぱなしにしてはいけない理由を書きます。

放置しっぱなしにすると空気に触れすぎて酸化して非常に不味くなるからです。

酸化って何?について解説すると金属のサビと同じです。金属が空気に触れると酸素が結合してサビが発生します。ていうか世の中のほとんどの物が酸化します。

というわけで酸化したワインは、サビた鉄と同じような物ってことですね。

 

では次回まだ続きます。

 

ワイン基礎知識番外編(ワインの香り)

ワインになる前のブドウ果汁の多くは一部を除いて、オークという木製の樽で熟成されます。

高いワインはオークの香りをより多く付けるために新樽が使われます。

それより安いワインはオーク樽を2回3回と使いまわされます。

新樽を1年で中身をこれまた新樽に入れ変えて「新樽200%」と呼ばれる熟成方法もあります。

 

・・・で、オークって何よ?w

 

ということで(恐らくソムリエ、ソムリエールを目指す人が使う)、ワインアロマセットを買いました。

 

45000円・・・高い買い物だった・・・。

 

高いのはアロマが88種類入っているので仕方ないかもしれませんが。

 

「これでも私!嗅覚に優れてるんです!」

これは流石に写真を撮りました。

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神の雫一巻で出てきます。なんか冷蔵庫に保管していて中身の食べ物とかの臭いが移って、主人公が「うわ、くっせ!」とか言います。

 

各蓋の下には銀紙が張られています。

しかし、自称嗅覚に優れている私はそれらを剥がしません!w

 

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剥がさぬ、媚びぬ、省みぬ!

 

なんか剥がさなくても、十分に香りがするんですよ。

 

で、肝心のオークですが、ヒノキの香りに似ています

もう、ヒノキで樽作ればいいんじゃね?と思いましたが価格とか色々あるんでしょう。

 

中には「馬の汗」というのもありました。

そんなの知らねーよと嗅いでみたら、

 

「臭っせ!」

 

神の雫の主人公の気持ちがわかりましたw

 

日本人と外国の食文化の違いのせい(もしくはアロマセットが不良品)で

知っていても結構??な臭いもあります。

 

バターとかちょっと甘味が混じった香りがします。

 

ピーマンとかトマトは身近な香りなんですが、ピーマンは日本より香りが強くて、トマトは酸っぱい。

 

香りはその成分の原子(分子)が鼻の中にくっついて、初めて臭いを感じるので、連続でアロマを変えると、前の香りが残ってて混乱しますw

 

面白いのは「醤油」っていうアロマがあるところですね。

でも皆さんが知ってる醤油の香りではありません。出身というわけでは無いのですが、鹿児島の甘めの醤油の臭いがします。

 

「コーヒー」というのもありますが、なんか凄く甘め。例えるならuccの缶コーヒー。

 

「ベーコン」はわかりやすいです。どっちかっていうとカリカリベーコンを作ってる時に立ち上がる香りでしょうか。

 

「芝生」とかもあります。知るか!!

 

ということで、いろいろ試しましたがアロマの番号に香りの種類が書いてあるので「そうっぽいな」という感じでした。

 

番号みないでやったら殆どわからないと思います。

 

嗅いだこともない、若しくは日本ではお目にかからない香りはもう覚えるしかないですね。

 

因みにこれらの香りはワインを表現する時に使います。

この表現は世界共通です。

実際にはワインは単一の香りではなく、強さに違いはあれど色々混ざっているので

上手に言うのは難しいと思います。

馬の汗以外w

 

ソムリエ等がワインを試飲する前に「オーク、熟れたカシスの匂い…」などと言います。

 

「ミレーの晩鐘」とかは言いません。他の同じワインを飲もうとしている人に正確に情報が伝わらないからです。

 

まあこのキットは45000円とかなり高めなので、広告を載せても買ってくれる人はいないと思いますが、白ワイン、赤ワイン単体のキットも1万ちょっとで売っているので、どちらかだけよく飲む人は買ってみてもいいと思います。

 

次回はワインについて大事なことについて書き忘れていることに気が付きましたのでそれを中心に!

 

では。