第三のワイヤレスヘッドフォン、ゼンハイザー 密閉型ワイヤレスヘッドホン RS160レビュー
ワイヤレスイヤフォンとかヘッドフォンと聞くと多くの方がBluetooth接続を思い浮かべると思います。
その前にも90年代にワイヤレスは出てました。
ただ通信方式が赤外線なので、音が出てないときも「サー」ってノイズが聞こえたり、テレビのリモコンと同じで、障害物があるとすぐに聞こえなくなりました。
Bluetoothヘッドホンは確かに便利なのですが、3万円のヘッドフォン(Beatsの持ってた)でも、そこまで良い音では聞けません
なぜかというと、
「CD→iTunesとかに取り込むために圧縮→Bluetooth信号にするためにさらに圧縮」した結果がヘッドフォンから出る音だからです。
2回圧縮して、2回とも元の音質に戻せません。
だから音が悪いんです。
そんな状況で鳴り物入りしたゼンハイザーのワイヤレスヘッドフォンRS160。
こちらは
「CD→iTunesとかに取り込むために圧縮→ヘッドフォンに音を送るために圧縮→ヘッドフォン側で圧縮前の音質に戻せる」
元の音に戻せるのは結構大きな違いです。
(CDから圧縮した音源は戻りませんので、取り込むときにビットレートを高くすると良いでしょう)
音に厳しい坂本龍一教授が「320kbpsならなんとか聴ける」と仰っていたので、このビットレートで取り込むと良いでしょう。
また、この製品は障害物が無い状態で信号の届く範囲がBluetooth約10mに対し、30mとなっております。
移動するたびに一々ヘッドフォンを外す機会がぐんと減ります。
ヘッドフォン本体
ヘッドフォンについている、ボリュームボタンと電源ボタン。一番左は充電用端子。
イヤーパッドを外すと電池を入れる部分が出てきます。
ただしこの製品にも欠点はあります。
・ヘッドフォンに信号を送るための専用のトランスミッターが必要
・トランスミッターをヘッドフォン端子にケーブルで接続する必要がある。
の二点です。
トランスミッター単三二本で駆動。
上から電源端子、音源に接続する端子、ボリューム
上が音源のイヤホンジャックに差し込むケーブル。↓二つがトランスミッターとヘッドフォン充電端子
この製品は電池も使用できますので、なんとか外に持ち運べるレベルです。
ゼンハイザーといわれてもわからない方も多いと思いますが、15歳の時からイヤフォン、ヘッドフォンを100個近く集めてきた私には身近な存在です。
音質の特徴は、音がフラットである感じです。(低音とか高音が強調されない)
因みにソニーさんとかオーディオテクニカさんの音質は、低音と高音を強調した所謂ドンシャリと呼ばれます。
なので、ドンシャリに慣れてしまっている方には音質がフラットであることの良さを気づくまでに時間がかかるかもしれません。
この製品、上位機種も出ているんですがトランスミッターを持ち運ぶのが無理の用です。
また、この製品は18000円位なのですが、無線技術とかトランスミッターに費用がかかるため、普通のコード式で同価格帯のヘッドフォンには劣るかもしれません。
ただしこれだけは言えます!18000円のBluetoothヘッドホンより音は確実に良いと!
後は、デザイン的な問題ですね。
ヘッドフォンをファッションの一部と考える方は好きなデザインの物を買えば良いと思います。