ぽんZuの買い物依存性アイテムレビュー

ともかく新しいものが好きで、年間200万以上の買い物をする人間が気に入ったものを紹介するブログ

ワインの基礎知識その5(歴史とか)

今回は文字だけですw

色々画像を貼りたいのですが、著作権の問題とかがあるので文字だけになりましたw

長文ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。

今回も宣伝する商品が無いので、下に書いたセカンドワインとカントメルルでも貼っておきます。一応10年位物しか貼っていないので、そのまま飲んでも美味しいと思います(保証はしません)

これで買う人がいるとは思えませんが・・・。

 

その2で書きましたが「神の雫」を読んでいることは読んでいます。

ただ以下の理由でその内容をこのブログに書くことは殆どありません。

a.エンターテイメント色が強すぎて余り参考にならない

b.その割にある程度ワインの知識がないと理解できない

 

例えば1巻の最初に主人公の神咲がワインボトルとデキャンタ容器を1m位離した長距離デキャンタを行い、まだ硬いワインを一気に花開かせるシーンから始まります。

好奇心で読んだ人は先ず「デキャンタって何?」と言うところから始まると思います。

また、長距離デキャンタですがほぼ曲芸と言って良いでしょう。

ワインを空気に触れさせるだけなら、デキャンタグラスを2つ用意して、それらを使って2回とか3回通常のデキャンタを行えば良いだけの話です。

そして若手有名ワイン評論家の遠峯は上質なワインを飲むと

「お・・おお・・」位しかいいません。何がそのワインの魅力なのかサッパリわかりません。

 

そして急にフランスのボルドー地域の1級5大ワインが出てきたりします。

普通の人は多分知りません。

5大ボルドーはラフィット、マルゴー、ラトゥール、オー・ブリオン、ムートンの5種類です。値段はヴィンテージ、ブドウの出来た年の品質などにもよりますが大体一本数万~10万円位です。

これとは別格にペトリュスとル・パンいうのがあります。こちらは5大ボルドーよりかなり高いです。

ボルドーにはワインの格付けが1~5級まであって1855年ナポレオン三世当時の流通価格で決めたものです。格付けが150年以上前なので当時は低い級でも今はそれより美味しいワインの確率は十分あり得ます。

1級は元々4種類だったのですが、苦労が実ってムートンと言うワインはは1973年に1級に昇格しました。因みに誰が1級に昇格させたかは知りませんw

ムートンはラベルに有名な画家が描いた絵を印刷することが有名で、その昇格した1973年の物はピカソが描いています。日本人も描いたことがあります。

(因みに報酬はムートン150本だそうですw)

しかし今でも5大ボルドーワインは羨望の的になっていることに変わりはありません。

その時決めた級を変えるのは現代においても非常に困難ですが、もう一つカントメルルというワインがパリ万博の際の抗議を認められて、5級に入りました。

150年たっても級が変わったのはその2種類だけなんです。

 

また有名な多くのワインにはセカンドワインという物が存在します。

色々調べたのですが、どうも定義がハッキリしません。

「何らかの理由でメインになれなかったブドウで造ったワイン」みたいな感じです。

セカンドワインは大体1万円台と、頑張れば手が届く値段です。

マルゴーの2014年のセカンドワインを買って、現在の2017年なので飲んでみたら味が硬かったです。「セカンドワインはファーストより熟成期間が短くても美味しく飲める」と記憶していたのですが、もっと熟成が必要だったようです。

デキャンタすればよかったのですが、あいにくその時デキャンタで使える容器がありませんでした。

 

また、ヨーロッパのブドウの木に「フィロキセラ事件」と言うのも起こっています。

フィロキセラはワインの木をの根っこを食べる小さな虫なのですが、北アメリカのブドウの木は耐性があった為被害は起こりませんでしたが、国際交流が進み1863年に初めてヨーロッパで存在が確認されました。そして耐性の無いヨーロッパのブドウの木にどんどん被害が拡大して行きました。

そこで、根っこを主に食べるフィロキセラのブドウの木に北アメリカのブドウの木を接木して、何とか難を逃れました。

簡単に言うとフィロキセラが確認された1863年以降のヨーロッパのブドウの木は純粋にヨーロッパの木と言えないことです。

因みに確認される前のプレフィロキセラの時代に作られたワインも現存しますが、高い上に年数が経ちすぎて普通のワインの味はしません。ほとんど水です。

 

話が急に変わるのですが、ワインの歴史は数千年と長いです。

確かイランが発祥だったと思います(間違えていたらすみません)

キリストが最初に起こした奇跡も水をブドウ酒に変えたことだと言われています。

日本でさえも縄文時代に野ブドウを使ってぶどう酒を作っており、そのための土器も発見されています。神話のヤマタノオロチを酔わせたのもぶどう酒だと言われています。

日本酒が出来るようになったのは日本に稲作文化が入って来てからです。

知っている方は知っていると思いますが、日本酒を作るのには大変な工程が必要です。

いったい誰が「こうすれば米が酒になる」と考えたのか不思議です。

極端な話、ワインは樽か何かにワインの果汁を入れて寝かせれば出来ます。

製法が単純な分、美味しいワインを作るのが難しいとも言えます。

 

日本で近代的なワインが作られるようになったのは幕末~明治初期です。

勝海舟が外国から持ち帰ったと言われています。

 

また、ワインの産地はオールドワールド、とニューワールドに分かれます

簡単に言うとオールドはヨーロッパで作られたもの。ニューはそれ以外の国です。

 

私は殆どヨーロッパのワインしか飲まないのですが、今一番注目しているワインの産地は南アフリカ(南ア)です。

まともにワインを作られるようになったのが88年以降なので歴史が浅く、その分ポテンシャルを持っていると思うからです。

88年以前の南アはブドウ畑に黒人労働者付きで売られていました。しかも給料はワインのみです。

生活するにはワインを売るか、飲むしかなく。アルコール依存症の労働者も沢山発生しました。(これをドップシステムと言います)

そして88年にある白人のオーナーが現れます。

その人はドップシステムを止め、ちゃんと賃金を払い黒人労働者のモチベーションを上げました。

その努力が実りワインは3年連続で金賞を受賞しました。

そして畑の一部を黒人に分け与え、そこで自由にワインを作れるようにしました。

黒人たちはそこで新しい「New Beginning」(新しい始まり)というワインを作るようになりました。

今までのドップシステム、人種差別から解放されたという意味も込められていると思います。

 

また、ヨーロッパの天候、土壌(テロワール)以外では美味しいワインは作れないと思われていた時、1976年パリスの審判という事件(?)が発生しました。

 

フランスが当時ニューワールドで作ったワインが認められず、カリフォリニアワインを応援する意味でフランスとカリフォリニアの何種類かのワインのブラインドテストで点数を付けました。

ところがどっこい多く勝ったのはカリフォリニアでした。

この時一番怒ったのはムートンだと言われています。「こっちは一級になるのに100年以上かかったんだぞ!」とw

 

このイベントをきかっけきに「ヨーロッパ以外でも美味しいワインが作れる」とニューワールドの人々を勇気づけました。

 

今では、南アは勿論、チリ、カリフォリニア、オーストラリア等でヨーロッパに負けないようなワイン造りが行われています。

有名どころで言うと、カリフォリニアのオーパスワン、オートラリアのグランジなどが挙げられます。2つとも昔は安かったんですが、今ではすっかり高くなってしまいましたw

 

しかし品質が安定してないと思っているのか、単に頑固なのかわかりませんが、いまだにフランス以外のワインしか出さないワインバーやレストランも日本に多く存在します。

今はどうだかわかりませんが、フランスに南アのワインは殆ど輸出されていなかったようです。

 

私もフランスワインの話ばかりしておりますが、これはワインの知識入門用に適しているからなんですね。

赤、白、ロゼ、シャンパンを分け隔てなく作っており、それらを作るブドウの種類も多いいし、級付けもある。

勉強にはうってつけです。

 

イタリアワインでも格付けは行われていますが、そんなの気にせずに国民の気質上「俺の作ったワインが最高!」とばかり言いますw

 

それでは、また

 

ワイン基礎知識番外編その2(甲州が届いた!&テレビの何かの奴)

前に書いたかもしれませんが日本には甲州という独自の白ワイン用のブドウがあります。

 

今まで飲んだことが無かったので、早速エノテカで注文してみました。

お値段4000円です。

 

日本にも海外で使われるブドウを使ったワインがあるのですが、せっかくなので日本独自の甲州100%を飲んでみたい!と言うことで買いました。

 

恐らく山梨辺りのワイナリーの人が一生懸命作ってると思います。

ブドウから育てて、瓶詰めして出荷しているワイナリーは日本でも少ないと思います。

 

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何か台所が整頓されてなくてスマン。

 

結構多くの人がグラスに注いだ時に直ぐにスワリング(グラスの中のワインをクルクルさせるあれね)をやっちゃてます。

スワリングは確かに味をまろやかにする効果はあるのですが、それによって飛んでしまう香りもあるので、最初は注がれたワインの香りを楽しんでからスワリングした方が良いです。

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白ワインと思えない透明さ

 

肝心の味ですが、香りは普通の白ワインよりやや弱め、味も白ワインらしさを余り主張せずに爽やかな感じです。後味も喉にひっかかることなく最後まで爽やかです。

ワインが苦手な人でもこれなら飲めると思います。

これに合う料理を探すとなると、やはり日本食でしょうか・・・?

刺身とかですかね・・・?

香りが強調されていない分保管期間が長いと直ぐに香りが飛んでしまうので、皆で一回で飲み尽くすのが良いと思います。

 

あと最近(2017年8月22日)にテレビで1000円のワインを100万円のワインに変える方法をやっていました。

田園調布(白金台)に住んでいるお金持ちが結構間違えてました。

 

行うことは簡単で、ワインボトルの中に割り箸を5膳入れて10分待つだけです。

この際入れる割りばしは、ヒノキ製か杉でないといけません。

 

これは単純に高価なオークの新樽で熟成させたような効果が1000円のワインに発生するからだと思われます(解説は見ていない)

 

ワインの香りの記事で「オークはヒノキの香りに似ている」と言った私が正解でした。やったー!

 

味は大分まろやかになります

余分な甘味と、トゲトゲしたワインの味が殆ど無くなります。

後味も爽やかです。

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見にくいですが、ヒノキの箸が5膳入っています。

 

個人的には10分より30分位置いておいた方が良いと思います。

 

最初「ワイングラスに5膳も入るのか?」と思ったのですが、割り箸よりワインのボトルの方が長いので無事入りました。

 

問題は私が100万円クラスのワインを飲んだことが無いので、比較しようが無いということですw(100万円あったら別の物買いますよ)

 

TVでは「割り箸は入れっぱなしにしてください」と言っていましたが、物理的に箸を取り出すのはピンセットでも無いと無理ですw

 

お客さんが来たときに、割り箸が見えてしまうと恥ずかしいので香りが飛ばないように素早くデキャンタしたものを出した方が良いでしょう。

 

と言うことで雑談第2回目終了です。

 

TVの効果かヒノキの商品が一気にamazonから消えましたw

数が多い箸は1~2カ月待ちです。

「情報が手に入ったら直ちに行動に移す」私個人の信念ですw

なので広告は比較的短期間で手に入るものを選んでみました。

 

ワインの基礎知識その4

今回は「今更この順番で書くか!?」という特に1と2の知識から書きます。

気まぐれで書いているので、順番が適当になったりします。

 

1.ワインの種類

赤ワイン・・・通常ワインの主役と言うと殆どこれです。収穫したブドウを皮と種ごとプレスして、その果汁を樽に入れて熟成されます。有名なワインもほとんどこれです。ロマネコンティのワイナリーは8種類のワインを作っていますが白は1種類だけです。渋みがあるのはタンニンと言う物質が入っているからです。この渋みが苦手という方も結構おりますが、2で解説しているデキャンタージュで多少まろやかにできます。

長期熟成用の高いワインは殆どこれです。

また「赤ワインは室温で飲む」と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、これは昔のフランスの室温の話で大体16度です。今の日本にそんな室温の部屋はありません。

なので飲むときは温度計などを使って16度にするとよいです。

温度計は料理用のもので構いません。ワインの瓶を冷たくした容器に入れて、こまめに飲み頃になるまで温度を測りましょう。

 

白ワイン・・・赤ワインのブドウの皮を剥がして作ってるんじゃねえの?と思われる方もいらっしゃると思いますが違います。やはり比較的黄緑のブドウが使われています。そしてブドウは赤なら赤用、白なら白用と種類が決まっています。白ワインは赤と違って果汁のみを発酵させます。

一部を除いて、白ワインは熟成させて飲んだりしません。比較的若いワインでもすぐ飲めます。

飲み頃の温度は大体6度~10度くらいです。

 

ロゼ・・・すみません。よくわかりません。今まで読んだ資料に殆ど出てきません。製法は3つ位あって、中にはわかりやすい赤と白を混ぜて作るのもあるみたいです。

 

貴腐ワイン・・・甘いデザートワインです。所説ありますが、天候の関係でブドウにカビが生えてしまい、もったいないからそのブドウを醸造した結果、非常に甘いワインが出来て評判を呼び、売り切れたそうです。しかしこれを人工的に作るのは難しい。前回はたまたまカビが生えましたが、今度は意図的にカビを生えさせなければならない。努力の結果無事に再現できたそうです。貴腐ワインは一種類だけではありませんが、フランスのディケムという貴腐ワインは100年以上の熟成でも味が落ちないそうです。(100年生きてないからわからない)

恐らく現存するワインで最も長期熟成に耐えるワインでしょう。

100歳になった祖母などに送ってみてはいかがでしょうか?

多分100年ものは売っていても高すぎると思いますがw

 

ヴァン・ド・クパージュ・・・ワインの種類とは少し違いますが色々なワインをブレンドした安いワインです。色々混ぜているのでラベルにはヴィンテージも産地も書いてありません。ヨーロッパ人が普段飲んでいるのは大体このワインです。

色々混じっているのでブラインドテストでは使われません。

 

因みにソムリエの1番重要な仕事は出すワインの温度管理です。お客さんが飲んだ時に1番美味しくなる温度で提供することです。

 

2.デキャンタージュ(デキャンタ)

デキャンタは簡単に言うとワインのボトルの中身を別の容器に移し替えることです。

移し替える際にワインが空気に触れるので少しだけ酸化して味が変わります。

上記のように白ワインはそのまま飲めることが多いので、ほぼデキャンタは行いません。

 

デキャンタの目的は2つあります。

a.若くて硬いワインの味をまろやかにする。

b.古いワインの瓶の底に溜まっているいるオリをデキャンタ容器に入れないようにする

プロは下の画像のような物を使いますが、置き場所に困るのでぶっちゃけガラスの麦茶入れでも構いません。

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a.は素人でもオリが無い場合比較的簡単にできます。

コツは出来るだけワインが空気に触れるよう、ゆっくり注ぐことです。

 

b.はプロでないと厳しいです。ワインの瓶に色が付いている上に、赤いワインなので見ただけではオリがどれくらい溜まっているのかわかりにくいからです。

なのでオリを取り除く際はボルトの先の下にキャンドルなどの光を当てて様子を見ながらデキャンタします。

 

後はデキャンタしてしまうと、もうワインの保存方法が無いのでその日のうちに飲み切ってくださいw

 

3.開けてしまったワインの保管方法

 最初にワインは複数人で飲むものです。ヨーロッパではワインを飲む習慣が根付いていますので、夕食の時に夫婦で飲むとか、フランスなら16歳以上ならワインを飲めるので誕生日が来たら加わったり、はたまた祖父や祖母も一緒になったり。

 なんで大体1瓶その日のうちに無くなります。

つまり保管の必要が殆ど無いんですね。余っても抜栓しても1日位なら冷蔵庫に入れても大丈夫です。

 一方日本ではワインを飲む習慣もありませんし、お酒に弱い人も多いので家族がいても夕食時にワインを飲む人は少ないです。飲むとしても大体ビールです。

 ワインを皆で飲んで楽しむグループもありますが、毎日開催されているわけではありません。

 つまり酒豪で1瓶約720mlを1回で飲み干せる人でないと、一人で飲む場合保管しなければなりません。

 一番有名なのが「真空ポンプ」です。個人的に私はこれをキュポキュポと呼んでいますが、真空ポンプでいいですw

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 キュポキュポ

 

使い方はゴム栓をワイン瓶の入り口に入れて、付属のポンプを上下させながら内部の空気を抜きます。ある程度真空になったらカチカチ音がするので、そこで終了です。

 

だがちょっと待って欲しい!

 

瓶の内部を真空にすると言うことは、真空にする前の瓶の中に溜まっていた香りも抜けるということです。

なのであんまり同じ瓶で使うと香りが薄くなってしまう可能性があります。

因みに長い間試したことは何のですが、ゴム栓は結構しっかり締まるので、横向きに保管もある程度可能だと思います(中身が出てきてしまうかもしれませんので自己責任で)

しかしお手軽なので私はこれを使って2~3日で飲みます。

 

もう一つは窒素ガスを使う方法です。

なんのこっちゃ?とおもいますが、瓶の蓋を開けたままで中に窒素ガスを入れます。窒素は空気より重いので、ワインが空気に触れずに酸化を防止できるというわけです。

ただ蓋が開きっぱなしなので、立てて保管しないといけません。

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窒素

 

今更ですが、ワインを空気に触れっぱなしにしてはいけない理由を書きます。

放置しっぱなしにすると空気に触れすぎて酸化して非常に不味くなるからです。

酸化って何?について解説すると金属のサビと同じです。金属が空気に触れると酸素が結合してサビが発生します。ていうか世の中のほとんどの物が酸化します。

というわけで酸化したワインは、サビた鉄と同じような物ってことですね。

 

では次回まだ続きます。

 

ワイン基礎知識番外編(ワインの香り)

ワインになる前のブドウ果汁の多くは一部を除いて、オークという木製の樽で熟成されます。

高いワインはオークの香りをより多く付けるために新樽が使われます。

それより安いワインはオーク樽を2回3回と使いまわされます。

新樽を1年で中身をこれまた新樽に入れ変えて「新樽200%」と呼ばれる熟成方法もあります。

 

・・・で、オークって何よ?w

 

ということで(恐らくソムリエ、ソムリエールを目指す人が使う)、ワインアロマセットを買いました。

 

45000円・・・高い買い物だった・・・。

 

高いのはアロマが88種類入っているので仕方ないかもしれませんが。

 

「これでも私!嗅覚に優れてるんです!」

これは流石に写真を撮りました。

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神の雫一巻で出てきます。なんか冷蔵庫に保管していて中身の食べ物とかの臭いが移って、主人公が「うわ、くっせ!」とか言います。

 

各蓋の下には銀紙が張られています。

しかし、自称嗅覚に優れている私はそれらを剥がしません!w

 

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剥がさぬ、媚びぬ、省みぬ!

 

なんか剥がさなくても、十分に香りがするんですよ。

 

で、肝心のオークですが、ヒノキの香りに似ています

もう、ヒノキで樽作ればいいんじゃね?と思いましたが価格とか色々あるんでしょう。

 

中には「馬の汗」というのもありました。

そんなの知らねーよと嗅いでみたら、

 

「臭っせ!」

 

神の雫の主人公の気持ちがわかりましたw

 

日本人と外国の食文化の違いのせい(もしくはアロマセットが不良品)で

知っていても結構??な臭いもあります。

 

バターとかちょっと甘味が混じった香りがします。

 

ピーマンとかトマトは身近な香りなんですが、ピーマンは日本より香りが強くて、トマトは酸っぱい。

 

香りはその成分の原子(分子)が鼻の中にくっついて、初めて臭いを感じるので、連続でアロマを変えると、前の香りが残ってて混乱しますw

 

面白いのは「醤油」っていうアロマがあるところですね。

でも皆さんが知ってる醤油の香りではありません。出身というわけでは無いのですが、鹿児島の甘めの醤油の臭いがします。

 

「コーヒー」というのもありますが、なんか凄く甘め。例えるならuccの缶コーヒー。

 

「ベーコン」はわかりやすいです。どっちかっていうとカリカリベーコンを作ってる時に立ち上がる香りでしょうか。

 

「芝生」とかもあります。知るか!!

 

ということで、いろいろ試しましたがアロマの番号に香りの種類が書いてあるので「そうっぽいな」という感じでした。

 

番号みないでやったら殆どわからないと思います。

 

嗅いだこともない、若しくは日本ではお目にかからない香りはもう覚えるしかないですね。

 

因みにこれらの香りはワインを表現する時に使います。

この表現は世界共通です。

実際にはワインは単一の香りではなく、強さに違いはあれど色々混ざっているので

上手に言うのは難しいと思います。

馬の汗以外w

 

ソムリエ等がワインを試飲する前に「オーク、熟れたカシスの匂い…」などと言います。

 

「ミレーの晩鐘」とかは言いません。他の同じワインを飲もうとしている人に正確に情報が伝わらないからです。

 

まあこのキットは45000円とかなり高めなので、広告を載せても買ってくれる人はいないと思いますが、白ワイン、赤ワイン単体のキットも1万ちょっとで売っているので、どちらかだけよく飲む人は買ってみてもいいと思います。

 

次回はワインについて大事なことについて書き忘れていることに気が付きましたのでそれを中心に!

 

では。

 

ワインの基礎知識その3

私は秘密の値段の割にとても美味しいワインを知っています。

しかしこれを知られると、値段が高騰するので教えませんw

 

さてワインの基礎知識も3になりました。

これを書いている時点で日曜日なので少し酔ってます。

 

ワインを通販で買うのにオススメなのがエノテカという店です。

www.enoteca.co.jp

別にこの店の回し者ではありませんw

説明が丁寧なので選んでいるだけです。

そして理由は私の住んでいる近所にワインショップが無いので、ここを利用させてもらっています。

基本電話で問い合わせた方がいいです。

「〇〇のXXみたいな感じでこれ位の値段のワインの候補を3つ位教えて欲しいんですけど」

と言うと暫く経ってから電話でオススメワインを教えてくれます。

ワインの保管状況も大きな倉庫で、温度、湿度調整をしているらしいので良い環境だと思います。

 

こういう店でも「〇本セット」等は買わない方がいいです。

理由はセラーを持っていない限り、何本も保管する場所が無いからです

友人が買ったワインを4カ月くらい部屋に放置していたと聞いて「おい」って感じでしたw

 

ちなみに冒頭に言った秘密のワインはこの店でも知られていなかったので秘密ですw

 では今回はその3ということなのですが、その前に

 

今日の雑学も宣伝する商品が無いのでw

一応最初に市販のセラーについて説明させていただきます。

 

簡単に分類すると、一時保管用と、長期熟成用があります。

やはり一時保管用より長期熟成用の方が高くなります。

 

一番いいのはワインの保管に適した地下洞窟ですが、コネが無いと保管して

くれませんし、維持費がかかって取りに行くのも面倒です。

 

一時保管用は大体8本用で1万~位で買えます

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この多くはペルチェ方式で温度を調整します。

知ってる方は知っていると思うのですが、静音が特徴・・・

なんですが私が持っていたのは2年目から音を発し、うるさくなりました。

 

メーカーにもよりますが、大体2~3年でダメになります。

 

因みにこれは8本用で昔は4本用も売っていたのですが、いつの間にか売らなくなっていましたw

 

まさに一時保管用のセラーです。

 

要はペルチェ式には気をつけろ!ってことですw

 

そして長期熟成用

4万以上します。上では出来なかった湿度調整が可能な物が多いです。

ワインの保管に必要なのは、適した温度、湿度、そして光を当てない、ついでに言うと振動も大敵です。

蓋が締まっている間は暗闇です。

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これなら10年位の熟成には耐えられると思います。

実際に10年試して無いので、保証はできませんw

一度買い替えれば高い20年位で飲み頃になる長期熟成用のワインの保管もOKです。

「普通の人はそんな高いワイン買わねーよ」と思う方も多くいらっしゃると思いますが、記念日の為に長期熟成用のワインを買われる方は結構いらっしゃいます。

 

例えば産まれた子供が20歳になったら一緒に飲もう。とか

結婚10周年に飲もう。自分30歳になったら飲もうがとかですね。

 

結構問題なのは、例えば2010年に子供が産まれたとするじゃないですか。

20年後の2030年には2010年のヴィンテージが殆ど売っていないことです。

ワインは水物です。買える時に買わないとすぐ在庫が無くなって

手に入らなくなります。

仮にある銘柄のワインが年間1万本作っていたとして、年間500本でも売れれば20年後に無くなっているのは当然ですね。

 

もう一つは、2010年に買ってセラーで保存した方が、2030年に仮に買えるとしても2010年に買った方が安いということも挙げられます(高島屋の店員に聞きました)

 

では本題にw

 

・ワインは地酒

 フランスワインは基本的に作られた地域を含めて名前が付けられます。

 

 一番有名なのがシャンパンです。これはフランスのシャンパーニュ地方で

 作られた物しかシャンパンを名乗れません。他の地域で作った発泡性

 ワインは全て「スパークリングワイン」となります。

 ロマネコンティですらロマネ地方の名前が付けられています。

 世界中の全てのワインがそういう訳ではありませんが、ワインは基本的に

 「作ったところの地酒」です。

 作った場所が違えば、その地方の地酒になるのは当然と言えば当然ですよね。

 因みに同じブドウを育てても他の地域では気候や、土壌が違うので

 同じブドウは育たない。

 この条件をテロワールと言います。

 昔はフランスでないとテロワールが違うので、別の国でワインを作っても

 同じレベルのワインは出来ないと考えておりましたが、そんなことは無い

 と後に証明されました

 

 規模が違えど、日本にも「地ビール」や「地酒」が沢山存在します。

 ちょっと考えてみてください。「地ビール」や「地酒」を日本全国に

 味を認めてもらって広めて知って貰って、大体の店で取り扱っている。

 この状況を作るだけで大変なことだと分かると思います。

 

 ワインはこれを世界に知らしめる!一部の有名なワインの値段が上がるのも

 当然と言えば当然です。

 

 しかもワインは世界で10万種類あると言われています。

 この中で勝ち組はやはり一握りです。

 

・ワインのエチケットに書かれているうたい文句

 フランスワインのエチケット(ラベル)には勝手に書いて良いものと、

 ダメなものがあります。

 例えばGrand vin(グランバン=偉大なワイン)は勝手に書いて良いので

 そこらじゅうのフランスワインに書かれているおり、余り信用できません。

 対してGrand cru(グランクリュ=偉大な畑)は勝手に書けません。

 おそらく政府が認めた「良質なブドウができる作る畑で作ったよ」

 という証明で、ワイン畑全体の1%もないそうです。

 グランバンと書かれたワインでも味の保証は無いので、注意しましょう。

 

・ブドウの当たり年

 ブドウは植物なので、当然作った年の気候などによって出来が大きく左右

 されます。

 ボジョレーヌーボーが毎年「過去最高の出来」とか言っているのは置いといて

 同じフランスでも、ボルドーブルゴーニュでは年が同じでも気候が違うので

 出来が違ったりします。

 ブドウの出来を知るのに、ヴィンテージチャートという物がありますが

 同じ地方でも微妙に出来が違ってくるので、参考程度に考えた方がいいでしょう。
 ヴィンテージチャート | ワインミニ知識 | ファインズ

 

 そして、ブドウの出来がいい年は「当たり年」等と呼ばれ、同じ銘柄でも

 不作の年のと比べて値段がかなり上がります。

 長期保管してもその後の価格の影響に大きく変わります。

 

 これがエチケット(ラベル)に書かれているヴィンテージ(ブドウの収穫年)が

 重視される理由です。

 高価なワインを飲み頃に熟成させた時も値段に差が出ます。

 

・日本国内製ワインの罠

 コンビニで500円程度の国産ワインが売られていることがあります。

 日本でもブドウ畑から熟成、出荷まで全て行っているワイナリーもあります

 その値段は3~5000円と言ったところでしょうか。

 日本には”甲州"という独自のワイン向けのブドウがあるので、他の外国製

 ワインと比較して飲んでみるのもいいかもしれません。

 

 では何故同じ国産なのにこれだけ値段に差が出るのか?

 安い方は実は外国(例えばアルゼンチン)からブドウの濃縮果汁を輸入して

 国内で発酵させているからです。

 ワインは発酵した場所の国を生産地として名乗れます。

 アルゼンチンで発酵されればアルゼンチン産ワインとなりますが、

 お酒より、果汁の方が関税が安いのでそうしているのです。

 

 なので「国産」と書かれていても安心できません。

 上記のようにブドウの育成から行っている国産ワインは3~5000円するのですから。

 ただ日本のワインも軽視できません。最近では国際コンクールで受賞する

 ワインも出てきています。

 そして上に書いた「テロワール」の法則にしたがえば、甲州を他の国で育てても

 同じブドウはできません。

 まさに日本でしか味わえないワインですね。

 

 ということで次回はその4となります。

 

 

ワインの基礎知識その2

 

こんにちは。ぽんZuです。

前回に引き続きワインの話です。

いつも通り記事を連続で書いて、その後暫く書かないと思います。

ではワイン初心者向けの知識その2です。

 

因みに参考文献はワインの漫画3種類ですw

神の雫は殆ど読んでいません。ここにファンがいると不快に思うかもしれないので理由は書きません。

 

・ブショネ

 ワイン用語です。コルクを使って栓しているワインの2~3%に発生します。

 これに当たると、ワインが物凄く臭くて飲めたものじゃないです。

 一応コルクのせいにされています。

 「一週間履いた靴下のような臭い」と形容されることもあります。

 レストランで頼むなら、ブショネだとボトルチェンジしてもらえます。

 店で買う場合、小売り価格約150万のロマネコンティにですら発生します。

 これでブショネだったら泣くに泣けません。

 有効な対策は今のところ見つかっていません。

 あえて言うなら金属キャップ式のワインを買うことでしょうか?

 金属キャップのワインは安物だと思うかもしれませんが、数万するものも

 あります。

 

・ヴィンテージ

 簡単に言うとワインに貼ってあるラベルの西暦の事です。ラベルは”エチケット”

 というので、通を気取りたいならそう呼びましょう。

 西暦は、発売した年のことではありません。

 ブドウを収穫して樽詰めした年のことです。

 なので3年樽で寝かせるワインは、今年2017年なので2017年のエチケットが張られた

 ワインが店頭に置かれるのは2020年頃になると思います。

 人によってはワインを収穫した年と、樽詰めした年に解釈が分かれますが、

 収穫すると直ちにプレスして樽に詰めないとブドウの劣化が直ぐに始まるので

 同じ年と考えてよいでしょう。

 高級ワインだとそこから家のセラーでさらに飲み頃まで十数年とか

 寝かせる必要があります。

 

・マリアージュ

 ワインと食事の相性の事です。一般的に肉料理なら赤ワイン、魚料理なら白ワイン

 というのが常識ですが、どっこいこれが結構そうでもないんです。

 ワインの醸造家を育てるフランスのボルドー大学の学生達にこんな実験を

 しました。

 赤、白、ロゼを用意して目隠しをして学生達にどれがどれか当てて

 もらうという物です

 

 結果全て当たった学生は殆どいませんでした。赤と白を間違える人も

 結構いました。

 

 学生が無能なわけでは無く、人はそれだけ見た目に先入観を抱いてしまうと

 いうことです。

 

 なのでレストランで肉料理を頼んでソムリエに「料理を白一本で通したいん

 ですけど」と言っても何ら恥じることはありません。

 そこでしかめっ面をするソムリエはむしろ不勉強です。

 

 

・・・しかし今回宣伝する物が無いなw

なので取り合えず前回と同じ商品を張らせて頂きますw

 

 

ワインの基礎知識その1

 

本当にお久しぶりです。ぽんずです。自分のハンドルネームがぽんずでいいかも忘れてしまいましたw

 

たしかぽんZuだった気がします。

 

今回はワインの話ですが、書くのに相当迷いました。

 

書ききれないくらい基礎知識が多いからです。

 

なので”その1”とさせて頂きました。

 

因みに私はワイン初心者なのですが、初心者と中級者までの壁が厚すぎますw

 

中級者ならソムリエの資格を持っていてもおかしくないです。

 

上級者はワインをブラインドで飲んで、何の銘柄か当てられるくらいです。

 

ということで、今回は「初心者のためのワインの基礎知識」を書こうと思います。

 

その前にワインの保存方法です。ワインは高温と光で劣化してしまします。そして

普通の家にはセラーなんてありません。

なので新聞紙でぐるぐる巻きにして、冷蔵庫の野菜室に入れるのをオススメします。

 

1.ワインは寝かせるほど味が良くなるは間違い

  嘘とは言いませんが、寝かせて味が良くなるのは一部の高級ワインだけです。

  それ以外のワインを寝かせすぎると、水とオリ(酵母の死骸)、カリウム等だけに

  戻ります。飲んでも美味しくありません

  試しにボジョレーヌーボー10年寝かせてみてください。

  ボジョレーヌーボーは新酒を祝うためのワインです。寝かせても味が良くなったり

  しません。寝かせるほどどんどん劣化します。

  新酒を祝うという意味ですぐに飲みましょう。

  ボジョレーヌーボーにも突っ込む所はあるのですが、長くなるのでここでは

  書きません。

  高級ワインでも飲み頃は20年位(違いはあります)で、30年位寝かせると味が

  落ちてしまうので、安くなってたりします。

 

2.フランス人は意外とワインについて知らない

  フランス人にとってワインは日常、例えばスーパーとかで買ってきたら夕食等で

  直ぐ飲むものです。毎日高いワインなんて飲めないので、安いワインを飲みます

  これはあくまで私の予測ですが、水道水を飲めるのは日本くらいで、代わりに

  ワインを飲んでるとも言えます。

  実際古代ローマでは水が危険なので、ワインを水割りにしてハチミツ等を日常的に

  飲んでいたそうです。

 

3.コルクの抜き方

  日本の安いワインだとコルクでなくキャップ式になっているので、特にコルクを

  抜く必要はありません。コルクがあるもので

  一番有名なのはT字型の物です。ワインを買うとおまけに付いてきたりもします

  ただご存知の通り結構な力が必要なので、抜いた瞬間中身が飛び出ることも

  多々あります。「コルクを抜く方法はこれしかない」と思ってる方も

  いらっしゃいますが、いろいろあります。

  コルクを抜くのにてこの原理を利用した。ダブルレバーというのも物も

  あります。これがオススメなんですが、私はいつもソムリエナイフ(後述)で

  開けるのでamazonから写真を拝借しますw

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これがこの記事を書いてる時点で219円なので、持っていても損は無いと思います。

 

また、ボトルの野中に圧縮不活性ガスを入れて抜くものもあります

力もいりません。

これも持っていないのでamazonから写真を拝借します(一応スポンサーなのでw)

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他のオープナーに比べるとやはり値段が張ります。

 

それで私がいつも抜栓するときに使っている"ソムリエナイフです"

持っている物の写真を撮るのが面倒なので(おい)やはりamazonから

画像を拝借します。

値段はピンキリで、その名の通りソムリエ、ソムリエール(女性のソムリエ)が

抜栓するときはこれを使います。

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これを使って抜栓をするには結構な慣れが必要です。

私も修行中(?)です。

先ずナイフが付いていますので、それでボトルキャップを切って抜きます。

空いたら、スクリューの部分をコルクに3cm位入れて、ボトルの入口に抜く為の金属がありますので、それを当てて5mm位コルクを持ち上げます。

余りスクリューを奥まで入れるとコルクを突き抜けて、コルク欠が中に入るので気を付けましょう。

さらにスクリューを一回転させて5mm位コルクを持ち上げて引き抜きます。

 

これの何が良いか!?

皆でワインを飲むときに「本格的だ!」と思われることです!

「ソムリエも使ってるんだぜ!」と言って(上手く行けば)女性等に、

「この人ワインに詳しいんだ」と羨望の眼差しで見られるかもしれませんw

 

今回はこれ位にしておきますが、まだ話は長いですw